●清明(せいめい)
万物はっして清浄明潔なればこの芽は何の草としるる
No.001
新しい出発
春4月、百花の好時節、踏青と称して郊外に遊歩する風あり。入学、就職と人生の節目に赤飯でお祝い。4月8日はお釈迦様の誕生日、小豆粥や小豆飯を供えた地方も見られます。農休みとし、小豆幾粒かを疫病を免れる祈願で粥に入れ一家揃って食べた桜粥。
通過儀礼とあずき
入学、就職は人生の節目。人生のある一つの段階から次の段階へ上がる為に必要なのが通過儀礼。一人だけで出来るものではなく社会の承認を得ることが必要で、その最も基本的な方法が同じ食物をともに食べること。その為に特定の食物が作られたようですが赤飯は代表格。誕生、お七夜、宮詣り、食初め、初誕生に初節句、七五三、初潮、婚礼、帯祝い、出産、年祝い等々、広く赤飯で祝います。 「赤いごぜんを食べるというのは何か儀式に集まる時で、所によれば不幸の時にも炊く。この日からきちんと心の持ち方を変えなければならない時に小豆を使っている。」と柳田国男さん。色々な人生の節目に赤飯等を作って祝い、安心立命を得るとともに社会の多くの人と共にくらしてゆこうとする素晴らしい昔人の知恵ですね。そこに用いられる小豆は本当に幸福者。アッあずきが赤くなった?!