●立夏(りっか)
なつのたつがゆへなり
No.003
5月の端午
5月5日は端午の節句。端は初めの意味で本来月の初めの午の日が端午。広く庶民にいたるまで菖蒲を葺き初夏のよい季節を味わっていた様子、枕草子にあり。邪気を避け、菖蒲は尚武に通じると武具を飾り粽、後には柏餅を食べて男子の節句を祝います。
昔人の小豆食
小豆は焼畑農耕時代からの伝統作物。最初はどうして食べていたのでしょう?どうやら一つは粉で、一つは粒のままと二通りであったようです。粉食というのは小豆を粉につぶして餅に塗る、まぜる式。古書にみる古代の小豆餅や朝鮮のシルトック、また正月の白い鏡餅ではなく赤小豆餅・アカアカ餅等へとつながります。粒食は色々な穀類・飯粥に粒のまま入れて食べるもの。現在の小豆粥や小豆飯、小豆雑煮はこの流れ。小豆を煮て汁を多くして餅を入れた神在もちひが善哉か、汁の実、汁子の餅が汁粉へと形を変えていったのか?羊羹も元は古代中国の羊肉のあつもの(スープ)。肉を避けて葛粉等で羊の肝(羊肝)の形としたもの。いずれも初めは甘くない。甘葛等で甘味をつけ始め砂糖の類を使い始めて製法も色々に。饅頭や大福餅、ぼた餅、練羊羹などその原型へと近づきます。