●小満(しょうまん)
万物盈満すれば草木枝葉しげる
No.004
田の神様もあずき好き?
田植えはとても大切な行事です。初田植の方言は色々ですが、サは田の神様。田の神を迎え祭る田をサオリ、サビラキ、田植えを終えて田の神が帰り上る日をサナブリ、サノボリ等と呼んで田植え行事を行ないました。赤飯や小豆飯、小豆汁、小豆の餅を供え、食しました。
小豆は稲より先輩?!
古来、人類に有用な栽培植物は穀類と豆類でした。豆類は穀類の欠点を補って生命の根源をなすタンパク質を供給してきました。日本書紀では小豆は大豆や栗と共にハタケツモノ、稲はタナツモノ。 畑作物と水田が区別され、農業がかなり発達していたと思われます。さらにその昔、焼畑農耕で小豆は重要な作物として栽培され、焼畑の農耕儀礼では常に欠かせぬものでした。稲作文化が発達し、田の神様の送り迎えは重要行事。神様は田と天、田と山、田と家等その去来はさまざまですが、春に迎えて秋に村から帰ってゆくという考えは、神無月に八百万の神が出雲へ旅立つという信仰の原型かも知れません。また神にお供えした食物をいただく風習は、神と一体になると言う気持ちの表れ。そこで小豆はとりわけ重要な特別食だったのです。