●霜降(そうこう)
つゆが陰気にむすぼれて霜となりてふるゆへなり
No.014
農神様ありがとう
10月から11月は多くの神社で秋の収穫祭。秋の収穫を感謝して翌年の豊作を祈願する行事が行われます。田からカカシを引上げて家の庭で小豆飯や餅を供えたり、牛神様の為に丑の日に赤飯を供えたり。「山のべの小豆畑に立ちどまり心なつかしく思いひゐたりし」
百穀豊饒を祈る
豊作を祈るとき五穀豊饒と言いますが無意識に主食である米や麦を連想することが多いようです。五穀とは何を言うのでしょう。米や麦以外の例えば豆やソバ、ヒエやアワ等を雑穀と呼ばれることがありますが、雑穀という言葉は明治以降の造語のようです。中国でも主穀(米・麦)と雑穀に分ける考え方はなく、古代中国では穀物は百穀、それが陰陽五行思想の影響で五穀となった。この五は※であって5ではない。上下の=は天と地で中間の×は陰陽の気の交わり。日本の古書にも五穀として5作物が見られますが時代によって異なります。五穀の5にとらわれるのではなくて本来の五穀は今日的に言えば幅広い価値の多様性を認めた穀物全てを指していたはずです。一極集中的な食文化意識ではなく主穀でも雑穀でもなく幅広く天地の恵みを摂取してゆきたいものです。健康な命に。 (※は=の上下の線の中に×)