●雨水(うすい)
陽気地上にはっし雪氷とけて雨水となればなり
No.022
稲荷は稲生
広く各地に祀られる稲荷社の神、稲荷は稲生の意で農神とされました。京都伏見の稲荷神社の神が2月7日初午の日に山上に降りられたゆえ初午に祭ります。神使いの狐は油揚と赤小豆が好物。赤飯や小豆飯を供え稲荷寿司や赤小豆餅を食べるのです。
キツネの小豆好き
仏教の茶枳尼天は狐に乗って現れました。お稲荷さんと言えば狐。狐の小豆好きは多くの民話の中にも見られます。ある男、狐と好き嫌いを話し合う。狐は小豆飯が好きで犬が嫌い。男は銭が嫌いと言う。男は狐に小豆飯を食わせながら隠していた犬をけしかける。狐はあわてて逃げるがおさまらず、あとで男に千両箱を投げつけた。男は金持ちにという『何が怖い』。山寺へ小豆を盗みに入った狐、見つかり逃げてお釈迦様に。そっくりのお釈迦様が二つ、そこで小僧、油揚げを用意して「俺の寺のお釈迦様は油揚げを持っていくと鼻を曲げる」化けた狐は引っかかり鼻を曲げて御用となった『おさんこ狐』。『キツネの嫁入り』では花嫁に化けるお礼に油揚げと小豆飯をどっさり貰う。他に狐が役人や侍に化けて村人をたぶらかすが小豆飯と油揚げで失敗する話が多い。好きな物には要注意?