●穀雨(こくう)
春雨ふりて百穀を生化すればなり
No.026
豆の字源
「豆」は神様の食事である神饌を盛る高坏の形から生まれた字だといわれています。神饌の内容は神社により違いはあるが、米、御神酒の他に小豆大豆は概ね常連の顔触れとなっている。人々は高坏の小豆大豆を乗せて豆々しく(忠実によく働き)暮らすことを誓ってきた。
サに豊作を祈る
♪〜夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る〜 立春から数えて八十八日目の八十八夜は5月2日頃。煙るが如く降り注ぐ春雨が田畑や野山の生命の芽生え成長を盛んにする穀雨の時期は、正に自然の恵みを実感する季節。五月はサツキ。サツキのサはサクラのサと同じく「神」「田の神」を意味すると言われる。春の農繁期の始まりに田の神が天からお降りになるサオリ、終わりに神が天にお昇りになるサノボリという行事が昔の農家で行われていたという。5月は旧暦では概ね4月、桜の咲く頃。田の神、サが地に降りられる季節。クラは穀物を貯蔵する倉。豊作を約束しに神が倉に来る。桜の木は神の依代サクラ。4月20日頃〜5月4日頃の穀雨、初田植、農休み、八十八夜、春祭りなどの行事に人々は小豆を使った赤飯や小豆飯、ボタモチなどを供えサに豊作を祈りました。