●小満(しょうまん)
万物盈満すれば草木枝葉しげる
No.028
小豆よ立派に育てよ
5月下旬、国内最大の小豆産地、北海道十勝をはじめとする各地方では小豆の播種の季節。ところで小豆は祖先種も太古の出生地も明確ではなく、謎の赤い豆。1200年以上に亘り日本列島で栽培され続ける中で350以上もの品種に分化。子孫繁栄、めでたしめでたし。
暮しに密着 小豆の諺
先ず小豆の育て方の格言から。『小豆は友の露を嫌う』=「小豆の種蒔きはお互いの露がかからないように十分に株間を空けて気持ちに余裕をもって行うこと」また調理法のコツも教えてくれます。『小豆煮るときゃからやき(怠け者)に煮らせろ』=「小豆を煮るには時間がかかるので小才のきいた者では待ちきれない」他にもいろんな諺が各地に残っています。『お産をするときは額で小豆が3粒煮える』=「煮えにくい小豆でさえ煮えるくらいにお産の苦しみで額が汗ばむ」『狐に小豆』=「猫に股旅と同じ意味」油揚げと小豆は狐の好物。『小豆飯とわらじ』=「晴れの出発準備」小豆はハレに食する。『話は早いとこ小豆餅は熱いとこ』=「結論を急げ」特に良縁を急いでまとめたい時に使う。夜更かしの子は「寝ない(煮えない)」ので『古小豆』ダジャレも美味い小豆なのです。