●小暑(しょうしょ)
大暑来れるまへなればなり
No.031
小豆怪人の正体は?
小豆の恐〜いお話。九州から東北地方にかけて、小豆を磨ぐ様な不思議な音をたて人を驚かす化け物の話が伝えられていました。その化け物は民俗学者故柳田國男を「何故に姿も見せず、磨ぐのを小豆を決めたのか?」と悩まし続けた正体不明の怪人なのです。
小豆ばばあ
昔のお話です。武蔵の国の下小坂(埼玉県)というところに、西光寺という大きなお寺がありました。〜中略〜村人が通りかかったときは夕暮れどきで、小雨がシトシト降っておりました。と、突然、、どこからともなく「ゴシャ、ゴシャ」「ザク、ザク」と、まるで小豆を洗っているような、うす気味悪い音が聞こえました。「はて、いまじぶん、何の音だべぇ…」と村人は気になって、音のするほうに走っていきました。すると、ふしぎなことに「ザク、ザク」という音はどんどん遠ざかっていきます。〜中略〜なんとこんどは突然うしろから、「シャゴ、シャゴ」という音がするではありませんか。「ひゃーっ!」〜中略〜さっそく、このことを村の人たちに話しますと「それは小豆ばばあのしわざだんべぇ」〜後略〜竃リ馬書館発行 日本の民話300 より)他にも小豆洗い、小豆とぎ、小豆さらさら、という名前で同類型の昔話が残っていたと言われています。