●大暑(たいしょ)
暑気いたりつまりたる時節なればなり
No.032
味気ない小豆も良い
夏バテに加え呑み過ぎと体調を崩しやすいこの時期。健康づくりに小豆が良いと言われています。ビタミンB1で疲労回復。外皮に含まれる豊富な繊維質で便秘解消。煮汁も一緒に食すとサポニンという成分が利尿作用を促進。調理のコツは味付けせずに煮汁を捨てないこと。
土用に小豆
夏の土用(立秋の前18日間・7月23日頃〜8月7日頃)の丑の日には鰻を食べるという風習が今も残っています。この起りは江戸中期の学者平賀源内の発案だというのが一般的ですが、武家出身の鰻屋春木屋善兵衛が始めた!古代中国哲学陰陽五行説によるもの!など諸説紛々。何れにしろ鰻の体皮から出るヌルヌルが夏バテに良いのだそうです。土用鰻の他に土用餅、土用蜆、土用卵、どれも体力増進には効果がありそうですが小豆も負けてはいません。或る古文書に「土用入の日に油揚げや梅や小豆を食べると病気にかからない」という内容が書かれていたとか。また或る名家では同じく土用入の日に「皿に小豆三粒と韮と葱を乗せ家族中でまわし、匂いを嗅ぎ、その後、井戸水を一杯飲んでアンコロ餅を食べる」という行事をやったとか。特に後者は赤い小豆の霊力を借りて健康祈願をしていたようです。