●白露(はくろ)
陰気やうやくかさなりて露こごりて白色となればなり
No.035
ぼたもち供えて庚申待
60日周期で訪れる庚申の日の夜にぼたもちや小豆飯を供えるという風習があります。体内で人の悪事を監視している虫が庚申の夜の睡眠中に抜け出し天帝に告げ口するので、それを避けるために夜を徹してお祭りをしたのが始まり。お喋り虫も小豆が好きみたいですね。
社日さんに小豆ご飯
春分と秋分に最も近い戊の日を社日といい、春には春社、秋には秋社のお祭りをする風習がありました。地方に行けば社日塔に出会うことがあり、その行事も残っているところがあります。村の人々は社日さん(社日塔)に小豆ご飯やご馳走を供え、読経や会食などで爽やかな季節の一時を過ごします。そう遠くない昔、山陰地方の或る海の村では婦人会が総動員で小豆ご飯のおむすびを大量にこしらえ、子どもたちはそれを目当てに社日さん参りにきたといいます。潮の香のする村、お母さんのあったかい手のひら、ぬくぬくの小豆ご飯のおむすび、子どもたちの赤いほっぺ…もう一度帰ってみたい懐かしいふるさとの風景ですね。ところでこの社日信仰の起源は中国の稲作地帯。稲作の敵である鼠を退治してくれる蛇の神様を祀ったそうです。古代中国の社日では独特の龍踊りが行われていたといわれます。