●立冬(りっとう)
冬の気たちそめていよいよひゆればなり
No.039
小豆産地十勝
十勝地方で豆栽培が本格化したのは明治30年頃から。大正初期からは十勝の豆作はインゲン豆が主でしたが第二次世界大戦以後、満州からの輸入小豆が途絶えると今度は十勝が重要な小豆供給地となりました。このようにしてブランド豆十勝小豆が育ってきたのです。
小豆は頑固だが賢いぞ
小豆と大豆を同時に水につけると、大豆は急激に水を吸い込み比較的早く柔らかく膨れますが、限られた部分しか水に馴染まない小豆は少しずつしか水を吸わずいつまでも頑固に固いままでいます。また小豆の中には「石豆」といい自然界でも水を吸わず芽を出さないヒネクレ者が生まれることがあります。その中には「死に豆」もありますが、自ら深い休眠に入り、吸水し発芽するのを拒み続ける小豆もあると言われています。これは種族が全滅してしまうような劣悪な自然環境や異常天候に突然襲われても未来に種を残そうとする小豆の本能から生じるものだそうです。和菓子業者など小豆ビジネスをしている人達にとっては大問題の「石豆」は、実は子孫繁栄を目的に永々と世代交代を繰り返してきた小豆一族のごく自然な実に賢い営みなのです。