●小雪(しょうせつ)
ひゆるがゆへに雨もゆきとなりてくだるがゆへなり
No.040
小豆は暮らしの文化
小豆は食以外にも暮らしの所々で利用され「健康づくり」や「遊びの文化」に貢献してきました。小粒の小豆でつくる枕はひんやりとし「頭寒足熱」でストレス解消。お手玉の中身を米やそばの籾殻に小豆を加えたものにすると、程よい重量感があって上手に遊べました。
小豆のおつけ
この季節には報恩講という仏事が各地で行われます。昔ながらの合掌づくりの集落が点在する富山県五箇山地方。東砺波郡平村相倉でも真宗の開祖親鸞様の忌日(11月28日)前後に親戚中が集まり祖先の供養をします。その時のご馳走が山里ならではの郷土色豊かなものでお膳に並べられる料理にそれぞれ独特の名前がつけられています。牛蒡、やまぶき、人参、豆腐、筍等の煮染めを盛ったさい、大角豆を味噌味で炊いたつぼ、薇に芥子を乗せたひら、小豆、里芋、芋茎、豆腐等を具にした味噌汁のおつけ(おつゆ、おしるともいう)。また相倉近くの下梨という村では一昔前まではやはり報恩講の時に、小豆、里芋、薩摩芋を粒粒が残るくらいに練り潰しそれを団子にして食べていたそうです。五箇山地方には昔ながらの素朴な郷土料理とふるさとの風習が多く残っています。