●大雪(たいせつ)
雪いよいよふりかさねる折からなればなり
No.041
神様に赤まんま
鳥取県西伯郡西伯町の戸構、上鴨、下鴨の各村では12月7日に農作物の収穫を神様に報告する「申し上げ」祭を行う。奉納物は藁蛇。お供え物は赤まんま(小豆飯)と甘酒。神事の後で分け合って食す。雪景色の中で行われることもある、山のふるさとの素朴な神事です。
小豆雑煮考
鳥取県歴史民俗資料館等連絡協議会発行「歴民協会報」(平成5年6月)の「鳥取県の雑煮調査中間報告」を要約すると・・・・・・県内24市町村の約400戸のアンケート調査では、正月に小豆雑煮を食す家が約48%、以下味噌19%、醤油27%、専ら福部村、気高町などの海岸地域に多くみられる。文化庁発行の「日本民俗地図U」(昭和46年刊)では小豆雑煮を食す習慣がある地域は新潟県、石川、京都、兵庫、島根、佐賀、大分の各県の海岸部に点々と分布し総じて日本海側に小豆雑煮の風習がある。しかし鳥取県ほど小豆雑煮が広範囲に見られる地域は少なく小豆雑煮は鳥取県独自の文化ではないか・・・とにかく小豆雑煮が日本海側に多く点在するのは注目すべき所。古代大陸から渡来した何らかの風習が日本の風土の中で小豆雑煮へと発展したのか?小豆雑煮そのものが日本に伝来したのか?小豆文化への興味は尽きません。