●穀雨(こくう)
春雨ふりて百穀を生化すればなり
No.050
回転焼き 所変われば
御座候の饅頭は当社の地元姫路では概ね回転焼きといいますが、この手の饅頭の呼名は地域や家庭、個人によって様々。よく耳にするのは大判焼き、今川焼き。白い薄皮の四角いキンツバも丸い小麦色の御座候の饅頭もひっくるめてキンツバというところもあります。
雪国の春祭り
日本有数の豪雪地帯の富山県東砺波郡平村。平家の落人伝説と合掌づくりの民家で有名なこの地域では、4月半ばを過ぎても朝晩は囲炉裏やストーブで暖をとらなければならない寒い日々が続きます。そんな中で豊作祈願の春祭りが始まります。相倉(20日)、下梨(23日)、上梨(26日)の村では、軽快なお囃しにのって佳麗に舞う獅子舞とお神輿が山懐に抱かれた家々を回り、遅い春の到来を告げます。各家では玄関に赤飯や野菜、お神酒などを供え獅子舞を迎えます。座敷には山の幸のご馳走とお酒のお膳が用意されます。お祭り料理は牛蒡と煮干の煮付け、昆布巻き、筍、ふき、ぜんまい、大根、厚揚げ、蒲鉾、吸い物そして赤飯。桜餅も添えてあります。夜、神社の境内でこの地方独特のむぎや踊りの輪が広がります。昔は適齢期の若者はこの踊りで相手を見付け婚礼を終えたあと、家族で農作業にかかりました。