●立夏(りっか)
なつのたつがゆへなり
No.051
柏餅は餅か団子か?
端午の節句には柏餅!蒸し上がりを食べるとあんこも温かく、美味しさが倍増します。柏餅の小豆餡を包んでいるのは、米を搗いてつくるお餅ではなく、米を挽いた粉(しんこ)に水分を加え練ってつくったものです。よ〜く考えると、柏餅は柏団子なのでは?
小豆は付き合い上手
「餅と団子の区別は、粒米を蒸して搗くものと粉でつくるものとの差であるように、一応は考えるけれども、実際はこの区別がはっきりしたものではない」(大島建彦編『餅』岩崎美術社)という意見が聞かれます。そうです、誰が相手でもいいのです。小豆の使命は美味しくて健康的な食品をつくり出すことですから。あんころもち、ぼたもち、あんこの団子、赤飯、饅頭、羊羹、小豆と里芋や南瓜を一緒に炊くいとこ煮、餡パン・・・・・・etc。地方ではこんな郷土料理があるそうです。「東北のトッテナゲである。(中略)小麦粉をやや柔らかめにこねたものを、味噌や小豆汁にちぎって投げ入れて煮る調理方法で蕎麦粉ですることもある」「岐阜県の白川村のホウトウは新麦を落としてこしらえるもので、うどんの太く短いもので小豆汁に入れて煮て食うが、稀にはタマリ汁にもする」(大島建彦編『餅』岩崎美術社)