●芒種(ぼうしゅ)
芒ある穀るい稼種する時なればなり
No.053
小豆を辞典で見れば
こんな言葉をご存じでしたか?小豆色に染めたオランダ渡来のなめし革が小豆革。赤と藍の小さな格子縞が小豆縞、その織物が小豆織。山畑の兎などの害を防ぐために植える小豆が小豆垣。(参考:岩波出版「広辞苑」)小豆垣・・・・・・小豆は他の農作物の守護神でもあるのですね。
小豆を地図で探せば
先ず目に付くのは香川県小豆郡小豆島。神話に登場する小豆島については後日詳しくふれるとして、改めて虫眼鏡を覗けば、ありました!東京都板橋区志村の小豆沢。小豆沢神社まであります。「小豆沢村は、往昔、荒川の入江に傍って、七々子崎と唱へし、わずかの湊なり、平将門東国を押領せし頃、貢物の小豆を積来り船、この江に沈みしかば、此の名は起これり」というのが地名のいわれとされています。またこの地には多数の古墳や祭祀の土器の材料となる赤土や土師の住居があった可能性もあるといわれています。小豆の語源が「斎(身を清め神に仕える)」だという一説をあてはめると、小豆沢は何やら意味ありげな地名です。他には薬師如来の出現説話が伝えられたり、徳川八代将軍吉宗が命名したという薬師の泉や国指定史蹟の一里塚が現存しています。皆さんのご近所にも小豆の地名はありませんか?