●夏至(げし)
陽ねつ至極し、又日の長きのいたりなるをもってなり
No.054
幻のわぬけもち
滋賀県朽木村宮前坊では昭和50年代まで6月30日にお宮のお祭りを行っていました。お供えは、栗の木の板にゆで小豆をぱらぱらと撒き、その上に四合餅を2つ置き、餅の上に胡瓜と小麦を乗せた「わぬけもち」。一体どんな祈りが込められていたのでしょうか?
懐かしいみょうが饅頭
小麦粉にお湯を注ぎ、塩と砂糖を少々加えて練り、小豆のつぶ餡を包み、茗荷の葉を巻いて蒸す。茗荷の葉の香がほんのりと、葉ざわりがツルリと心地よく、甘さを押さえた小豆餡の味がなんとも素朴で美味しいみょうが饅頭。愛知県稲沢市では初夏から初秋にかけて懐かしいみょうが饅頭を売る和菓子屋さんがあります。みょうが饅頭は農あがり饅頭、小麦饅頭とも呼ばれ、戦前まではこの辺りの農家が田植えの季節になると手伝いの人達のおやつとして、自家製の小豆と小麦で作っていました。また田植えを終えた後の農あがりの日にも親戚中に配りました。ところでこの稲沢市の或る地域では、結婚式の時は花婿の家族がぼたもちを作って花嫁を迎えたり、葬式の後に赤飯を炊く風習があるそうです。葬式に赤飯を炊く地域が所々にありますが人が仏や神になることを祝ってのことでしょうか?