●大暑(たいしょ)
暑気いたりつまりたる時節なればなり
No.056
小豆ぼうとうの作り方
柔らかく煮た小豆を裏ごしし、砂糖と塩で味を整え、それをお汁にします。甘党の人は砂糖を多めに入れます。そこへ小麦粉で作ったうどんを入れて煮ます。山梨県の代表的な郷土料理の一つほうとうには小豆を使わないものもありますが小豆入りは特に喜ばれます。
ほうとう祭
武田信玄を生んだ甲斐源氏発祥の地といわれる山梨県北巨摩郡須玉町。この町の若神子という所にある三輪神社は、小さなお社ですが、かつて存在した須玉神社のご祭神が還座されている由緒のある神社です。ここで毎年7月30日にほうとう祭りが行われます。西の空が茜から紫に変わり夜店の裸電球が灯る頃になると、家族連れやカップルが、三々五々、神社にやってきます。境内には等身大のわら人形があり、人々は自分の足や腰を擦っては、その手で人形の足腰を撫でます。こうして病などを人形に移しお祓いをするのです。山の町の夜は早い。夜の戸張がするすると降りてくると、わら人形に火が点き赤い炎が夜空を焦がします。地元有志の創作和太鼓の音が鎮守の森に響き渡ります。婦人会が手作りの小豆ぼうとうを振る舞います。火、太鼓の音、小豆の香り。ふるさとのお祭りです。