●処暑(しょしょ)
陽気とどまりて初てしりぞき処とすればなり
No.058
おふくろの味を見直す
昭和40年、岡山県邑久郡牛窓町で、疫病予防と健康増進を図る充実した食生活を広めるために牛窓町栄養改善協議会が発足しました。この会はおふくろの味を見直し、地場産品を活用することでおいしい健康食を提案してきました。もちろん小豆の料理もあります。
なんきん雑煮
牛窓町栄養改善協議会が提案するメニューになんきん雑煮という料理があります。戦後の食糧難に米飯の代用食としてよく食べたそうで、今でも夏になるとおやつとして食べる人がいます。それでは、なんきん雑煮の作り方をご紹介しておきましょう。小豆1カップ、中くらいのカボチャ半分、小麦粉1カップ、干しうどん(生麺でも良い)か素麺半束、砂糖1カップ、塩2〜3グラムを用意してください。まず、小豆を柔らかく煮、そこへ一口大に切ったカボチャを入れます。煮立ったところへ耳たぶの硬さに練った小麦粉を丸め白玉団子にして入れ、そしてうどんか素麺を入れます。最後に砂糖と塩で味付けをします。甘さは砂糖の量で加減します。温かいままでも冷やしてもおいしい健康食です。ところで、具が小豆だけで汁気が少ないなんきん雑煮を、この辺りではにゅうめんと呼ぶのだそうです。