●冬至(とうじ)
日南のかぎりを行て日のみじかきのいたりなればなり
No.066
正月には小豆はないの
結婚式などのお祝いには赤飯などの小豆の料理を食べます。でもお正月は何故小豆を食べないの?小豆雑煮などを食べる地方もありますが一般的ではないようです。お正月に黒豆を食べる地方は多いのに赤い小豆はあまり食べない。ちょっとしたミステリーですね。
正月の玄関風景
お正月は悪い神が家の中に入らぬように玄関などの出入口に七五三縄を張ります。「左捻りを定式とし三筋、五筋、七筋と順次に藁の茎を捻り放して垂れ、その間々に紙垂を下げる。輪じめはそれを結んだ形である」(岩波書店:広辞苑)が一般的な七五三縄のようですが、地方によっては違った形のものがあります。鳥取県白兎海岸辺りでは無数に捻り放たれた藁に二股大根、大豆の豆殻、干柿、密柑などをつけた七五三縄を見かけることがあります。横浜市戸塚区では昔はワラツトッコ(ワラヅト)で厄払いしていた家がありました。長さ30p位、直径5p位のワラの束で赤飯または小豆飯を包み込み、表に鰯と柘植の木を刺して大晦日に玄関に吊しておきます。神の依代といわれる門松も地方へ行くと原形を止めているのでしょう、素朴な門松に出会うことがあります。本来の姿は不思議に神々しく感じられます。