●小寒(しょうかん)
冬至より一陽おこるがゆへに陰気にさからふゆへますます冷也
No.067
煤払いに小豆
中国山脈のふるさと岡山県中和村では20年程前までは旧暦の12月20日頃に各家で煤払いという行事を行っていました。囲炉裏のある部屋のムシロを陽に干して青竹で一年間の煤を叩きだします。その作業を終えて小豆粥や小豆飯を食べるのが楽しみだったそうです。
大陸文化と小豆文化
太古の日本列島には大陸文化が波状的に伝来していました。現在の日本にはその名残が至る所に残っています。身近には独楽や狛犬。百済観音という飛鳥時代の仏様が法隆寺にいらっしゃいます。その他、唐、漢、韓、高句麗、高麗(こま・こうらい)、百済、新羅などの字やそれらの影響を受けて名付けられたと思われる地名や名称がたくさん存在します。日本は大陸文化を糧にしながら独自の文化を創造していったのです。ところで赤い小豆を食べるという習慣もどこかで大陸文化とつながるかも知れません。昔の風習を守っておられる或る旧家で小豆を食べる日を聞いてみました。1月7日の七草粥に小豆を入れる。11日の鏡割にはお汁粉を食べる。16日には小豆粥を食べる。お彼岸にはボタモチを食べる。そして大切なお客様はもてなすときは必ず赤飯を炊く。現在の大陸と共通する習慣もあるかも知れません。