●夏至(げし)
陽ねつ至極し、又日の長きのいたりなるをもってなり
No.078
田の神様も小豆大好き
「さ」は田の神様のことだそうで、田植え前に田の神様が降りて来られるのが「さおり」、田植え後、再びおのぼりになるのが「さのぼり」又は「さなぶり」「しろみて」。「しろみて」は田が満ちるという意味だそうです。これらの祝いにも、小豆は欠かせなかったようです。
小豆は青春の一コマ
今頃、兼業農家などでは、梅雨の季節を待たずに、5月の連休中で田植えを終えてしまうところもあったり、「さなぼり」の習慣も姿を消してしまったようです。日本の暮らしは、何かにつけて便利で効率的になりましたが、知らず知らずのうちに、日常から季節感や季節の節目に人々がふれあう機会が少なくなっているのが、少し寂しいですね。御座候のお客様、神奈川県大和市の福田昌彦さんから、こんなお便りをいただきました。「田植えが無事終了すると早苗を束ねて一束を膳に戴き神に供える。これを各家庭ごとに祝うのが小サブナリ、村全体で祝うのが大サブナリである。(中略)サブナリにはサブナリ餅やボタ餅が欠かせないご馳走で神に供えた後、搗き立ての餅をあんころ餅として食べたのが昨日の様に思い出される。今思うに小豆が主役だったので有る。これも今では懐かしい青春の一コマです」