●秋分(しゅうぶん)
陰陽の中分なればなり
No.084
十勝は初霜の季節到来
小豆栽培には霜に細心の注意を払います。発芽時期の晩霜(遅く訪れる霜)はもちろんのこと、未熟な時期の初霜も要注意です。小豆の主産地十勝地方では、概ね9月下旬から初霜がおり始めます。北海道全体では1985年の9月15日に初霜の記録が見られます。
古小豆が夜更かしな訳
莢が未熟な小豆が霜にあうと品質が悪くなりますが、十勝小豆の大敵は霜の他にも! 平成6年、十勝では収穫期に長雨があり、粒が硬くて煮えない小豆が多く見られました。しかし、これは涼しい収穫期の長雨よりも、莢が熟す時期の30℃前後の高温による乾燥が原因だったと推定されるそうです。乾燥し過ぎた小豆は煮えません。古い小豆も同じ。高温の中で長い間放っておくと、乾燥し過ぎて煮えなくなります。御座候のお客様、千葉県の黒沢典子さんからお便りを頂きました。黒沢さんの故郷の山形県上山温泉では、夜更かしして寝ない赤ちゃんを古小豆といったそうです。「古小豆」は「煮えない」、訛って「寝ない」、それで「寝ない子は古小豆」というわけです。ところで黒沢さんが御座候の社名の由来をお尋ねでした。『お買い上げ賜り、ありがたく御座候』の感謝の言葉から生まれました。