●小雪(しょうせつ)
ひゆるがゆへに雨もゆきとなりてくだるがゆへなり
No.088
理想の小豆を求めて
病気や寒さなどに強く安定した収穫量が得られ、しかも美味しい・・・農作物の理想像でしょう。理想の小豆を求めて日夜研究に取り組む人達がいます。北海道十勝農業試験場では「エリモショウズ」という、十勝小豆の主流となっている優れた小豆が生まれています。
エリモショウズの系譜
現在の御座候がつぶ餡の原料としているのはエリモショウズという品種の小豆ですが、この小豆の系譜を辿ってみると・・・エリモショウズの片方の親の祖先は昔南方から満州に入ってきたと考えられる小豆で、後に品種改良で早世大粒小豆1号が生まれます。この1号が、昭和30年代に北海道の研究者が大阪から買って帰った能登小豆と結婚、寿小豆を生みます。一方、蔓小豆と剣-3という小豆が結婚して十育77号が生まれます。そして寿小豆と十育77号が結婚して、めでたくエリモショウズの誕生となります。エリモショウズは十勝農業試験場の低温育種実験室などで試験され改良された品種で、冷害に強く、収穫量も多く、品質良好で非常に優れ者の小豆です。長い間、道産小豆のトップを維持しています。現在エリモの子「きたのおとめ」も栽培されていますが、さらなる研究が進められています。