●冬至(とうじ)
日南のかぎりを行て日のみじかきのいたりなればなり
No.090
年の瀬のあんころ餅
最近、餅搗きと言えば子供会、町づくりのイベント以外ではほとんど見かけなくなりました。家庭で餅を搗く家でも自動餅搗器が主役になることがあるようです。ちょっと寂しいですが、搗きたての餅に小豆餡をまぶして食べたり、親戚に配る習慣は今も残っています。
お雑煮を考える
お雑煮は、地方や家のお嫁さんの出身地によって、味付けや具の種類、餅の形も違います。四国では小豆餡を包んだ丸餅を入れていた所もあります。お餅はお雑煮には欠かせないもの、となっていますが、昔からそうなのでしょうか?餅なし正月という言葉を聞きます。書物によると餅の代わりに里芋や大根を神様に供えたり、うどんや蕎麦を食べていた地方があります。福井県若狭地方のある集落では、確か数年前までは団子で正月を祝っていました。果たして里芋や団子は餅の代用か、その逆も考えられないか?餅入り雑煮より芋や団子などが入ったごった煮の方が原始的な分、先輩格であるような気がします。ならば山陰の海沿いで食べられる小豆雑煮はいかがなものか?待って下さい。兵庫県の海の町、香住町一日市のご馳走に小豆と里芋だけの「いとこ煮」がありましたが、ひょっとしたらお雑煮の原形かも?