●雨水(うすい)
陽気地上にはっし雪氷とけて雨水となればなり
No.094
長〜くてこわ〜い話
鳥取県の昔話。「長い長いこわいこわい話をしちゃろか。とんとむかしがあったげな。長〜崎から、お〜こわ(赤飯)を送ってきたげな。そればっかし」(参考「日本の民話8山陰」ぎょうせい)夜遅くまで話をせがむ子供に、お仕舞のしるしとした話です。昔のホノボノぶりがうかがえますね。
ボタモチは陽気
ボタモチ。この言葉がもつ陽性からでしょうか、ボタモチが登場する話には陽気な話が多いようです。落語では、壁越しに「半殺し(ボタモチの異称)」という言葉を聞いて恐怖に慄く噺があります。やはり鳥取県の昔話には、ボタモチの名前が覚えられない男が「ボタモチ、ボタモチ」と口ずさみつつ帰る途中、ヒョイと川を飛んだ拍子にボタモチが「ヒョイ」になった話。ボタモチを化物と間違える話。ボタモチを埋めた土の上に糞をひる話。仏像の口に小豆餡を塗ってボタモチの摘み食いの罪を着せるという笑い話。妖怪アズキトギがお寺の天井からボタモチを落とす楽しい怪談話。漫画の名作「サザエさん」にも。誰もいない台所においしそうなボタモチ、カツオはついついペロリ。そこヘサザエさんがやってきて「一つ足りないわ?」「僕知らない」だがカツオの口の周りにアンコが。爆笑の4コマ漫画。