●清明(せいめい)
万物はっして清浄明潔なればこの芽は何の草としるる
No.097
鯖街道の朝市に小豆
昔、海から都へ海産物を運んだ鯖街道。滋賀県高島郡朽木村はかつて街道筋の宿場町として栄えました。今も役場の前を若狭から京都へ通じる道が通っていますが、毎週日曜日早朝から朽木本陣という村営施設前で朝市が開かれます。この朝市に小豆は欠かせません。
ジャガ芋ぜんざい
朽木村の朝市は「ふるさとの味自慢で村おこしを!」とおよそ10年前に地域住民が立ち上がって始まりました。活気のあふれる朝市の中に立っていると村民の熱意がひしひしと伝わってくるようです。朝市が始まるのは午前7時からですが、熱気に引き寄せられる様に、数多くの人々が随分遠方からもやってきます。開店と同時にふるさとの味が飛ぶように売れていきます。朽木村のふるさとの味とは、鯖の姿焼き、活魚を串刺にして炭火に掛ける川魚の塩焼き、そして、小豆をたっぷり使ったボタモチ、おはぎ、ぜんざい。小豆餡を包んだ栃餅。栃餅は灰汁抜きなどで非常に手間のかかる食品です。ジャガ芋ぜんざいも忘れられない味。油で揚げた、餅のようにネットリでもフンワリ軽いポテトの団子に、熱々のぜんざいをジュッと掛けて食べる。これは逸品。是非一度、自然豊かな朽木村の朝市へ。