●小満(しょうまん)
万物盈満すれば草木枝葉しげる
No.100
土のお布団に包まれて
十勝地方の小豆の播種は5月20日前後が最盛期です。蒔いた種子から約5cm離して施肥し、2〜3cmの土を被せ、適切な圧力で鎮圧します。この距離と圧力を間違うと小豆はうまく育ちません。十勝の豊穣な土のお布団に包まれて、小豆は10〜14日後に発芽します。
100gの小豆が
現在の北海道の大規模機械化農業では、大農場を総合施肥播種機で移動しながら、播種、施肥、覆土、鎮圧を同時に行います。60cm幅の畦におよそ20cm間隔で種子用小豆を2〜3粒ずつ蒔いていきますが、一体どれくらいの量の小豆が播種されるのでしょうか?畑1ha当り種子用小豆およそ40kgを蒔くと言われています。3haに作付けするなら120kgもの種子用小豆が必要になるわけです。さて、この種子用小豆から食用小豆がどれくらい収穫されるのでしょうか?春に蒔いた種子用小豆100gが順調に育つと、秋の収穫、脱穀後にはおよそ7kgの小豆になっています。この中から粒が小さいもの、色の悪いものなど不良小豆を取り除き、通常は概ね90%のおよそ6.3kgが商品として扱われます。1haからおよそ2520kgの食用小豆が生まれます。今から待遠しい収穫の秋です。