●小暑(しょうしょ)
大暑来れるまへなればなり
No.103
小豆染めの色は?
植物の色で布を染めるのは世界各地で昔から行われていますが、小豆の煮汁でというのはそう例はないでしょう。北海道帯広市内の豆問屋菅岡商店の奥さんが染物屋さんと一緒に作られていました。色は小豆色、ではなくて渋いレモン色という感じ。涼しさを誘う爽やかな自然の色です。
豆にこだわって
その菅岡商店さんがお店のお向に「豆の問屋の小さな資料館」を開いておられます。ここでは、若い人も楽しみながら、ご年輩の方ならノスタルジアに浸って小豆を始めとする十勝の豆の歴史にふれることができます。この豆問屋さんのご主人の豆へのこだわりは、職業柄当然のことでしょうがスゴイ!しかし奥さんもご主人に負けてはいません。小豆染めしかり豆に関するオモシロそうなことには何でも挑戦するという。民芸調風のお手玉を作られた時に中身が大豆だとコロコロして安定性に欠ける。金時豆など大粒の豆だとゴロゴロして手に馴染まない。やはり小豆の右に出る豆はないのだそうです。蕎麦殻の枕と同じように小豆の枕も作られたそうです。感触も良くて通気性が高く蒸す夜の枕には最適だったそうですが、枕になる程の大量の小豆、持ち運びが重くて、結局煮て食べられたという。食べても染めてもお手玉にも枕にも良し、小豆は万能の豆です。