●秋分(しゅうぶん)
陰陽の中分なればなり
No.108
我が心の味は記憶の奥底にあり
小豆こそが私たちが唯一成し得る仕事の範囲。そのこだわりが生む風味豊かな味わい、小豆一粒一粒の美味しさが、お客様の心にぬくもりと潤いをお届けできる様に益々、力強く押し進め、日本人の心や文化を次の世代に伝えていく一翼を担いたいと考えています。
小豆の収穫・一喜一憂
9月下旬、北海道の農家では他の作物の農作業の進捗状況と気象予報を考慮して小豆の収穫にとりかかります。小豆の場合、成熟後慌てて収穫する必要はないので、収穫時期を外してはならない作物を優先させて農作業のスケジュールを立てます。とはいうものの9月下旬から10月上旬にかけては初霜の時期でもあり、降霜に弱い小豆は豊かに実りながらもおっかなビックリの毎日を送っています。霜にあたると小豆の品質は低下するので、霜の予報を知ると農家の人たちは慌ただしく小豆の収穫を始めます。豆の莢が成熟することを熟莢といいますが、本来小豆の場合、株の葉がほとんど落葉し、しかも熟莢率が70%程度に達した時期に収穫するのが理想で、これより早いと豆が小粒で独特の赤い色が鮮やかでない場合があります。しかし降霜予報となると理想は諦めて、熟莢率40%程度でも収穫。それでも90%程度の収穫量は期待できるそうです。