●大雪(たいせつ)
雪いよいよふりかさねる折からなればなり
No.113
嘘はがしのあとの小豆
兵庫県宍粟郡千種町西河内に昔こんな風習があったそうです。旧暦12月8日に豆腐を食べれば一年の嘘が消えるというのです。これを「うそはがし」と呼び子どもたちは嘘を言い合い、相手に舌を抜かれそうになると、急いで味噌汁の豆腐を食べました。小豆ご飯も欠かせぬご馳走でした。
鴨部の申し上げ祭
古くは月の満ち欠けが人々の生活の基本となっていました。新月(朔日・1日)→上弦(7〜8日)→満月(15日)→下弦(22〜23日)→新月(30日)。ところで地域によっては朔望、すなわち新月と満月の日を赤飯や小豆飯等で祝うという風習が残っていたようです。中年以上の方ならそんな体験をされた方は多いと思います。また7〜8日、22〜23日に何かの行事を行うところも時々見かけます。この上弦、下弦を陰(新月)と陽(満月)の和合であるのではと、稚拙な推理を立ててみたがいかがなものでしょうか。12月7日、鳥取県西伯郡西伯町鴨部の上鴨部、下鴨部、戸構の各字では一年の収穫を土地神様に報告する申し上げ祭を行う。稲藁で蛇(龍)と注連縄を編む。蛇は鴨部辺りの人々が崇める水神の象徴。注連縄は雌雄の蛇の和合を意味する。神饌は白い甘酒と赤い小豆飯。神木の傍らの2つの壺は水神の蛇が春に出て秋に入る穴、太陽と水を結び実りを生む為の装置。来年の豊作を天地に祈る。