●小寒(しょうかん)
冬至より一陽おこるがゆへに陰気にさからふゆへますます冷也
No.115
小正月の小豆粥
宮中行事が色濃く残る古都京都。1月15日には幾つかの神社で小豆粥が神前に供えられます。上賀茂神社では小豆粥と粥杖と呼ばれる2本の樒の木。下鴨神社では小豆粥、大豆粥の紅白のお粥。北野天満宮では1月7日の七種粥に続いて15日には、やはり小豆粥の神饌です。何故小豆粥?
御粥神事の起源?
上賀茂神社では小豆粥の行事を御粥神事と称しますが、その解説書に次の様に記してあります。要約すると「神事の起りは、古代中国の黄帝に殺され天狗になった悪人の霊を小正月亥の刻の小豆粥で払った、又は、粥を好んでいた或る女性の霊を鎮めるための小豆粥という説もあるがどれも定かではない。鴨長明は七草粥について『陽の色は冬の陰の余韻を消すため』というがこの七種粥は『白穀、大豆、小豆、粟、栗、柿、みの米(代大角豆)』と或る書にあり(みの米は蓑米か?代大角豆は代わりに大角豆か?)これらを粥にして食し、年中の邪気を払う行事が宮中で行われていたものが、古社で行われていた小正月の粥占神事(農作物の豊凶を占う)等と習合して現今に至る。粥杖については或る書には『白椿』、別の書では『樒』とある。粥は『小豆粥也』とある。当社は今も樒と小豆粥である」1月15日の旧正月は小豆粥で祝う。ならば本来、餅より小豆粥で正月を祝った?