●白露(はくろ)
陰気やうやくかさなりて露こごりて白色となればなり
No.131
農繁期の収穫祭
十勝では9月初〜中旬、村の神社に祭りの幟が立ちます。温暖な地域では収穫後に収穫祭を行いますが、北海道では作物の収穫最中に行うようです。その日の農作業を済ませ、人々が境内に集まるとジンギスカンパーティ開始。小豆の収穫は祭りの後に初霜の前に行う。
小豆は貯金上手
総ての作物の豊凶は天候に支配されます。運を天に委ねた年に一度の大勝負が農業だと言えます。それぞれ微妙に違った自然条件を持つ農地で、天候を読み、作物の顔色を伺いながら播種収穫などを決行していく農業者は、天下の勝負師であり、「株式会社我が田畑」の社長です。故に天候の我が儘で凶作になっても農業への情熱は消えないという農家の方もいます。或る年、台風の影響で日照り不足の夏を経験したのに、その秋、十勝の小豆畑は概ね例年通りの出来映えなのです。不思議に思い小豆の研究者に聞きますと「夏の前に日照時間を稼いだから」とのこと。小豆の作柄を決める一要因に積算温度があります。成育時期における毎日の温度の合計値が一定以上だと小豆は育つのだそうです。小豆は寒い時のために暖かい時の温度を貯金します。「アリとキリギリス」のアリのように賢明な小豆です。