●寒露(かんろ)
陰寒の気にあふれて露むすびこちんとすればなり
No.133
善哉此汁
江戸のお汁粉に対する上方の善哉。善哉の語源説も諸説粉々。一説に「或人、始めて小豆の汁に餅を入れて一休禅師に供したるに、一休賞して、善哉此汁と云ひしを名とするなど云ひ伝う」。「善哉此汁」とは「よきかなこのしる」で旨い‘餅入小豆汁'が善哉の始まり?
一年間お汁粉無料
大阪にはもともと潰し餡の善哉しかなかったのですが、明治後半、三越呉服店(現三越百貨店)内に食堂が開店、そこで漉し餡の東京風汁粉が売り出されました。これが汁粉の本格的な大阪デビューだという説があります。前後して大阪には、或る食の遊びがありました。浪速橋筋の瓦町辺りの或る汁粉屋さん。そのお店では「汁粉十二月」と言い、一月=若菜 二月=むめ 三月=さくら 四月=卯の花 五月=皐月 六月=水無月 七月=天の川 八月=名月 九月=翁草 十月=小春 十一月=神参 十二月=飛雲の12種類の汁粉がありました。これらの汁粉は一月の若菜から次第に甘みが加えられ十二月の飛雲に至っては極めて甘いものであったそうで、これらを一月から十二月まで無事に食べれば代金は無料。しかし、客は概ね五〜六月で降参。大阪らしい酒落のキツイ遊びですね。