●啓蟄(けいちつ)
陽気地中にうごきちぢまる虫あなをひらき出ればなり
No.143
勤勉民族が生んだ文化
「おやつ」は、八つ時つまり午後2時頃に食べる「お八つ」です。人は生理的に2時頃に眠くなりますが、勤勉な民族はお茶を飲み眠気を払います。このお茶の文化に付随して生まれたのがお八つ文化。お茶と一緒に口にする甘い小豆餡の文化も勤勉ゆえに生まれた文化といえるでしょう。
心の癒しに小豆
♪〜串に刺さって団子 3つ並んで 醤油ぬられて団子 団子3兄弟〜♪ 数年前に大ヒットした「だんご3兄弟」。実は団子3兄弟は醤油をぬられるのが不満だったのです。3番に♪〜今度生まれてくる時も 願いは揃って同じ串 できれば今度は漉し餡のたくさんついた餡団子 団子〜♪と歌っています。美味しい小豆餡は食べる人だけを喜ばせるのではなく、食べられる団子までも喜ばせるのですね。そう、団子も饅頭も本人達の心が満たされて初めて食べる人が満足する。 御座候の本社がある播磨地方の出身のマラソンランナー、山口衛里さん。マラソンランナーは体重の変化に神経質で甘いものには見向きもしないと思っていましたが、実は彼女の大好物はぜんざいなどの餡子モノだそうです。42.195kmを走りきった後の小豆の餡子が疲れきった体と心を癒してくれるのでしよう。