●小満(しょうまん)
万物盈満すれば草木枝葉しげる
No.148
豆の発芽の不思議
小豆の主産地北海道十勝では5月下旬に豆類の種播きが行われ、小豆大豆は概ね2週間で発芽。面白いことに同じ豆類でも小豆と大豆では発芽の様子が随分違います。小豆は豌豆等と同様に子葉は地中に留まったまま茎を地上へと伸ばし発芽するが大豆は子葉自体が地上に現れ発芽します。小豆は控え目?
夏小豆と秋小豆
稲同様、小豆にも早生晩生があります。早生は夏小豆、晩生は秋小豆と言い、もちろん播種収穫の時期が早いかおそいかで早世晩生があるのですが、この夏小豆と秋小豆には成長過程において根本的な違いがあります。夏小豆は気温が一定以上に上がると、そして秋小豆は日照時間が一定以下に短くなると夫々開花を始めます。ところで十勝の小豆は前者の夏小豆で、以前東北地方などで育っていた夏小豆の中から十勝の気候風土に合った小豆を選び十勝での栽培を継続させ、品種改良などを重ねて現在の最高の品質を誇る十勝小豆となったのです。しかし何故わざわざ本州の小豆を北海道に持ってきたのか?その理由の一つは・・・・・・ 本州の秋は徐々に深まり小豆の莢の成熟も株の下→上と徐々に進みます。ですから収穫は株の下→上へ少しずつ日を追って手作業で行わなければなりません。一方北海道の秋は一挙に深まるので総ての莢が同時期に成熟します。従って一気に農機で収穫ができるのです。