●立秋(りっしゅう)
はじめて秋の気たつがゆへなればなり
No.153
赤あげて、白さげて
最近お盆のお供えも随分様変わりしてきた。比較的古い風習を伝える鳥取県八頭郡若桜町舂米という山里ではどうだろう。8月14日夕方にはお供えの赤飯(お強)を下げ、白飯を供える。15日の朝には白飯を下げ、赤飯を供える。夜の12時前に赤飯を下げ、白飯とお茶を供える。赤白交代は一体何の意味?
赤飯の豆でお里を知る
お盆に赤飯をお供えするという風習は国内に点在していますが赤飯の内容は地方地域により若干違っているようです。北海道の赤飯の豆は赤い金時豆です。金時は御座候の白餡の原料である姫手亡という豆と同じインゲン豆の仲間で、インゲン豆は昔、アメリカ大陸→ヨーロッパ→アジア(日本)というルートで伝わってきました。アメリカ原産の豆で赤飯とはいかにも北海道らしい。味もアメリカ的と言いましょうか北海道の赤飯は甘いのです。黒ササゲの赤飯も地方によってはあります。豆の色は黒いのですが煮ると赤い汁が出て米を赤く染めます。三重県志摩郡阿児町安乗字小山の安乗神社の伝統神事で黒ササゲの赤飯が神饌とされていますが同品種と思われる黒ササゲが昔秋田地方でも使われていた。これは面白い!というのは昔女性は嫁入り先に小豆を持っていったという。安乗では黒ササゲも小豆というからこれも嫁入道具の一つ。かつて誰かが秋田から安乗へ或いは安乗から秋田へ嫁入りした?