●処暑(しょしょ)
陽気とどまりて初てしりぞき処とすればなり
No.154
小豆の風変わり料理
日本人とは不思議な食べ物を発明する民族です。豚カツをご飯に乗せてカツ丼、カレーと合わせてカツカレー、カレーとうどんの合体カレーうどん。これらは既に市民権を得ていますが、甘い小豆のぜんざいをご飯にかけた「ぜんざいご飯」がイケル!という方もいらっしゃるようで・・・・・・どんな味?
うどんと小豆餡
岩手県上閉伊郡大槌町の海岸部には小豆ばっとなる食品があり、地元のスーパー等ではその真空パックが売られています。いわゆるうどんに小豆のつぶし餡をまぶしたもので、特に8月7日の七夕には、家で小豆ばっとを食べてから海へ行って泳ぎ、又帰ってきて食べて海へ行く、これを7回くり返せば健康になるという言い伝えがある伝統食品です。ところで小豆ばっとという興味深い名称には次のような由来説があります。或る時代に、うどんに小豆餡をまぶした賛沢な料理を食すこと を禁ず!という法律すなわち法度(はっと)が施行され、以来その贅沢料理を小豆法度→小豆ばっとと言ったそうです。しかし小豆ばっとはぜんざい丼に勝るとも劣らぬ珍味と思っていると、山梨県名物ほうとう料理の中に小豆ぼうとうがあって、小豆ばっとと小豆ぼうとうは同源ではないかと思われます。山を越え谷を渡り、ぼうとうがばっとになったのか、その逆なのか?はるか昔に食文化の伝播があった証左。