●秋分(しゅうぶん)
陰陽の中分なればなり
No.156
昔話「ボタ餅がかんだ」
嫁の母親が一人で訪ねてきた婿の為にボタ餅を作りつつボタ餅目当てに集まる子供を「ボタ餅は化け物だ」と驚かす。それを聞いて婿はボタ餅を食わずに背負って帰る。途中ボタ餅に背中を噛まれたと思い拾て踏んで逃げた。嫁が勿体ないとボタ餅を焼くと婿はそれで火傷して「やっぱり化け物だ!」
神も仏も小豆が好き
小豆好きの神様は歓喜天という頭が象で体が人間の姿をした仏教守護の神です。真言宗の或るお寺ではこの歓喜天のために歓喜団と呼ぶお菓子を作りお供えします。歓喜団は小豆の漉し餡を時間をかけて煮つめ、そこに数種類の薬草を加え、極端に水分の少ないお薬のような餡子を作ります。その餡子をピン球より少し小さ目に丸め、それを部厚目の小麦粉で作った皮で包み巾着袋のような形にします。更にそれを油で揚げます。お腹の具合が悪い時に食べるとよく利きそうな風味がします。小豆好きの仏様は福島県相馬郡新地町にいらっしゃるあんこ地蔵です。子どもが腫れ物、吹き出物などにかかったら、このお地蔵様の口もとに小豆の餡子を塗って祈願すればご利益があると言われています。あんこ地蔵は家山和尚という方が作って祀ったから、カザンがカサブタに通じ、吹き出物などに利く、となったようですが何故小豆餡を口もとに塗るのかは不明。小豆餡が家山和尚の好物だったのかしら?