●立冬(りっとう)
冬の気たちそめていよいよひゆればなり
No.159
善哉は出雲生まれ?
旧暦10月を神無月と言い、その語源は、氏神が出雲へ発ち郷にいなくなるから、雷が鳴らなくなる月だから、新穀で酒を醸す醸成月だから、神嘗祭の月だから、と諸説紛々。出雲ではこの月を八百万の神々が集まるので神在月と言い、この神在は神在で、善哉の語源であるという説もありますが・・・・・?
鶏が先か 卵が先か
出雲大社を始め万九千神社、神在の社の別称をもつ佐多神社では神在月に神迎祭、神在祭、そして神を送る神等去出祭を厳かに執り行います。古い書物には、神等去出祭の日に家々では煮小豆に白餅を入れた神在餅または神等去出餅を神棚に供え、後にそのお供えを食す習慣があり、これが善哉餅即ち善哉の始まりだと記されているそうです。ところが善哉餅から神在餅が始まったという説も!善哉の語源は汎語で、古代インドでは議決で賛意を表す言葉をsadhuと言い、その訳語が善哉だと言うのです。仏様が弟子たちの意見に賛成する時に「sadhu sadhu(善哉、善哉)」と言ったというわけです。やがて大乗仏教の教典にこの「善哉」という言葉がしばしば現われるので庶民に親しまれるようになり、善哉は喜びを表す言葉になった。そして美味しい餅入り小豆汁を上方(関西)で善哉と呼ぶようになった。出雲地方ではこの「ぜんざい」が訛って「じんざい」になり、神在餅の名が生まれた。何が真実か?