●立夏(りっか)
なつのたつがゆへなり
No.171
郭公の声を聞けば
小豆の品種にもよるのかも知れませんが温暖な地域での早すぎる小豆の播種は、品種改良などにより蔓性を失った小豆でも蔓化を招き、蔓化すると小豆の味が悪くなるという農家の方もいます。ところで夏の短い北海道の小豆の播き頃は5月中〜下旬、小豆王国十勝では5月20日頃、郭公の鳴き声が合図。
日高越えできぬ病原菌
小豆は手間要らずの作物だと言われています。我が家で消費するための小豆畑なら少々雑草が生えようが日当りが悪かろうが放っておいても実を成らせますが、商品にするための小豆栽培ではそうは言っておれません。可能な限り良い小豆を育てようと農家の方々は雑草退治に努力を重ねます。こうして赤い小さな小豆はたくさんの愛情を受け、十勝の大地の栄養分と太陽エネルギーを吸収し、すくすく育つのですが、農家の方々や小豆関係者を突然大ショックが襲うことがあります。落葉病や萎ちょう病(急性立枯病)といった小豆の病気です。これらは連作といって同じ畑で何年間も小豆を作り続けると起こりやすくなる病気で、落葉病は開花後「これから莢をつけて豊かな実りを」という時に、萎ちょう病は発芽後間もなく発病し、どちらも収穫量激減、品質低下を招きます。幸い十勝では萎ちょう病の発生は聞かれませんが、これは激発の歴史のある空地地方と険しい日高山脈で隔てられているからかも?