躍動する、手焼きの伝承
私が焼いた回転焼で御座います。
御座候の名前には 、「お買い上げ賜りありがたく御座候」という感謝の想いと、「私が焼いた回転焼で御座います」という商品への自信と誇りが込められています。
世界中に数ある手仕事の職人に肩を並べる集団となり手焼きの技を伝承することを目標として、今日も店舗での実演販売に挑んでいます。
手仕事の温もりを、未来へ
手仕事の味、御座候
御座候は手焼きの温もりを大切にしています。
新鮮なやわらかいあんこを、作りたての生地で薄く包むように焼き込める。
ノスタルジーを越えた、手仕事ならではの味をお届けします。
手仕事だから、成長する
これからは、ますます人の手仕事による温もりが求められる時代になる。御座候は伝統を紡いできた“職人”の姿勢に学び、肩を並べる職人を育てたいと考えています。一日に千数百個もの御座候を焼き上げる、繰り返しのように見えるものづくりの中で、日々小さな発見を繰り返し、成長することに何ものにも代えがたいよろこびを感じる。その姿勢こそが職人の姿だと考え日々の仕事に邁進しています。
エンターテインメントと
おもてなし
御座候の販売員は、列を作って下さるお客様をお待たせさせまいと、「手早く」「美しく」を目標に包装技能を磨いています。いつしかお客様に喜んでいただけるエンターテインメントのひとつとなりました。そして、スムーズな接客の中にお客様への心遣いを忘れない。日常にお買い求めいただきたいからこそ、温かさを大切にしたおもてなしを心がけています。
美味しくてやさしい、本物の味
原材料のこだわり
「御座候」の命とも言える中身の「あん」には、風味が豊かで、美しく、舌触りの良い北海道産小豆を使用しています。独自の選別基準で厳選された小豆・てぼう豆の風味を最大限に生かすあん作りを行っています。
子供から大人まで愛される、美味しくてやさしい“本物の味”を多くのお客様に届けたい。御座候の味には創業当時からの信念と独自のこだわりが生きています。
原材料への取り組み
「あん」の風味は原料できまる
御座候の“あん”は小豆の持つ風味を生かした独自の方法で炊き上げています。そのため、原料の品質がそのまま“あん”の味や風味に繋がります。広大な畑で採れた小豆の「原料品質」、大きさ・形・色を揃える「選別品質」、低温で小豆の品質を維持する「保管品質」。十勝の現地農協や北海道の企業との直接契約栽培によって3つの独自品質を実現しています。
厳選された小豆
“あん”に使用する小豆は御座候独自の品質基準によって選別されています。選別基準は大きさや形だけでなく色にまで及びます。自然の恵みだからこそ原料品質は毎年異なります。その中で、最小限の時間で炊き上げるために大きさ・形を揃え、美しい赤紫色のあんに仕上げるために色を整えていただいています。
民間初の普通小豆品種開発
小豆にも米と同じように様々な品種があり、品種によって味や風味、色に違いがあることはあまり知られていません。美味しい“あん”を作る為に、御座候は株式会社バイオテックと共に民間で品種改良を行っています。一つの品種が生まれるのに最低でも10年はかかる気の遠くなる取り組みですが、味・風味の追及はもちろん、病気への抵抗性や機械化に合わせた草型への改良を目指して続けています。
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白あん原料 てぼう豆
御座候の白あんに使用している“絹てぼう”という品種は粒子が細かく絹の様な滑らかな口当たりが特徴で、さっぱりとした味の中にきらびやかな風味があります。品種を切り替えて以来、お客様からの支持を伸ばし続けています。「あんこと言えば小豆」という方にも是非一度ご賞味いただきたい一品です。現在、てぼう豆の品種改良の取り組みを行っており、独自の新品種を出願しています。絹てぼうと並行し、こうした新品種についても試験的に使用しています。
御座候と民藝
「美味しくて、廉い」御座候の商品創りの理念です。華美な包装や宣伝をせず、原材料と製法には妥協しないことで、値打ちを感じていただける商品を目指しています。
当願衆生の経営理念の基、一人が一日に数千数百個と焼き上げる回転焼を見つめて歩んできた御座候の道のりは、柳宗悦が提唱した民藝の道と重なり、私たちの目標を明確なものにしました。人の手で焼き、手で渡す御座候は、世界中の手仕事の職人と同じくらいに高い技能と誇りを持つ集団でありたいと考えています。